一般的な葬儀の流れやマナー

故人との最後のお別れとなるお葬式。お葬式には宗教によっていろいろな違いがあり、それぞれのスタイルについて完全に理解しているという人は少ないことでしょう。そこで、今回は一般的な葬儀のスタイルである仏教式について、葬儀の流れやマナーについて詳しくご紹介します。日本でのお葬式の約9割が、この仏教式で行われます。

しかし仏教式といっても、その中で宗派により違いがあります。主な仏教の宗派は13宗に分かれています。13宗は、法相宗、華厳宗、律宗、天台宗、真言宗、日蓮宗、浄土宗、浄土真宗、融通念仏宗、時宗、曹洞宗、臨済宗、黄檗宗があげられます。それでは一般的な仏教の葬儀の流れやマナーについてご紹介します。

お葬式の流れは通夜、火葬、葬儀、法要と進みます。通夜は住職に読経をあげて頂き、喪主から順番に焼香を行います。焼香の作法の一般的な流れは、遺族に一礼し仏前に進み頭を下げて黙礼します。次に右手で香をつまみ額のところまで押し、香炉に静かにくべます。

これを宗派で決められた回数をおこないますが、近年は焼香は1回だけおこなうことが多く、慣例化されています。一般的に故人の最後のお別れに参列する場合は、身内やよほどの仲でない限り、通夜に参列するのが一般的です。通夜に参列する場合の服装は黒や濃紺など地味な色のスーツやワンピースなど略式の喪服を着用します。参列するときには香典、数珠を持参します。

香典は仏式の場合、黒白、銀などの結び切りの水引きを使用します。最低限のマナーとしては政治の話題、故人の死因や臨終の様子などの話題は控えるようにしましょう。

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