以前では人が亡くなって葬儀を行うのは隣近所総出でお互いが助け合って、できるだけのお手伝いをしながら送って行くようにしたものでした。近年では近所付き合いも薄いようになり、何より家族構成が変わってきたこともあります。核家族や、少子化、高齢化社会になってきて、働ける年代の人は忙しくなり、それがたとえ知り合いの人が亡くなった場合でも手伝うことは難しくなっています。そうすると、自然に葬儀を行うときには家族や近親者だけの参列で行われる場合も多くなってきました。
そして、葬儀を行うということを多くの人は経験をあまりしないようになっています。それなので家族が亡くなった場合には予備知識がないと、どのようにして葬儀を行えばいいのか分からないようになります。葬儀を行う時には会葬して貰う人を誰にしたらいいのか、どの程度の付き合いの人に連絡をするのか。宗教によって形式も違ってくるので自分の家は何なのか。
亡くなった人を通夜、告別式までの間、どこに安置したら良いのか。儀式を行う場所をどこにしたらいいのか。葬式に対する費用はどの程度の予算を見積もっているのか。葬式を行う時にはどこの会社に依頼するのかなどを事前に行う準備として必要になってきます。
それは、いつ、どこで、誰の身に起きるか分からないことでもあるので、いざという時に残された家族が落ち着いて対応できるようにして、気持ちにある程度の余裕を持ちながら故人を送ることが良いのではないでしょうか。